【森田文さん編】
3DCGを学ぶ前にPCを用意したい人や、今、学校で学んでいて、自宅でも3DCGをやりたい学生さんにとって、どのPCを選ぶべきかは死活問題だと思います。
と、上記のことはなんとなく思いつつも、正直『頑張って学校にめちゃくちゃ居座って、学校のPCを使い続ければ買わなくて済むでしょ』という人もいるかと思います。
が、コロナで夜間学校を使えなくなって、昼だけのレンダリングでは追いつかず、動画課題で詰んでしまった人や、卒業後、家にPCがないので途端に制作ができなくなった人を実際みてきたので、一定のスペックをもったPCは絶対必要になってきます。
でも、初期投資がすごくかかりますよね。
そういうときにおすすめしたいのが「スグゲー」というLenovoさんがやっているサービスです。
HP:https://legion-sugu-game.com/top.html#item_section
性能的に3DCG制作もいけます。
おすすめポイントとしては
①サブスクなので、高スペックPCが高額な初期投資なしで届く
②届いてすぐ使える
③周辺機器も付いてくる
①サブスクなので、高スペックPCが初期投資なしで届く
お金がない学生にとって、最初に高いPC購入費がドカンと口座から引かれるのって結構痛い出費だと思います。
スグゲーだと毎月少額払うかたちで学生期間の1,2年間のサブスクで高性能なPCを確保することができます。
また、買取も可能なので絶対に返却しなければならないというわけではないです。
スペックについて
EntryでもCG入門PCとしては充分なスペックだと思います。借りたPCはLegion T550(AMD Ryzen™ 7 5800 プロセッサー&NVIDIA® GeForce® RTX3060Ti搭載)です。
実際私が通っていた学校のPCのGPUもこのくらいで、それ以外はこのモデルより低いかもくらい。
背景まで作りこまないアクションのアニメーションやキャラモデリングは、このくらいでも全然いいかも。
授業でHoudiniやゲームエンジンを触る人は、スタンダードプランが良くて、私のおすすめもこのスタンダードプランになります。
②届いてすぐ使える
特に難しいセットアップや契約手続きはないので、電源とコードをつなげてWindowsの初期設定だけ画面にしたがってすればすぐ使えるのが嬉しいですね。
③周辺機器も付いてくる
モニターやキーボード、ヘッドセット込みでプラン上の金額ですし、PCとモニター以外はもらえちゃうのが地味に嬉しいですね。
最後にスタンダードプランのPCでモデルをMAYAのArnoldでリアルタイムレンダリングしたときのCPU依存とGPU依存の違いを紹介します。
まずCPUレンダリングで設定するとこんな感じです。
リアルタイムで動かすとかなりカクついてくるので使用は現実的でなく、位置を決めて都度レンダリングするような使い方になります。
ライティングにはHDRIを使用していて、レンダリングが完全に終わるのに8秒かかるくらいのボリュームです。
続いてGPUでのレンダリングに切り替えるとこんな感じ。
ArnoldがそもそもCPU推奨なこともあり、かなりライティングの反映のされ方が違います。
Intensityの影響度がCPUの時より強く、白飛びしているような見え方ですね。
ただ、レンダリングは1秒かかってないので非常にサクサク動きます。
さいごに
PCはCG学習中も就職したあともしばらく使うものなので慎重に選ぶのをお勧めします。
最初の金銭面や数年後買い換えることも視野に入れた際にはスグゲーという選択肢も良いと思っているのでみなさんの参考になれば幸いです!