
【Mitaraiさん編】

ここ数ヶ⽉、Lenovo のゲーミングPCのサブスクリプションサービス「スグゲー」のモニターをしました。周辺機器も⼀式ついてくるので、引っ越したてでも、写真のとおり、すぐセットアップできて⼤いに助かりました。

今回、モニターとして当選し、無料で本サービスを利⽤する機会を得られました。
⾃分は⼤学で映像系を専攻していました。この春からはゲーム制作会社に勤務しています。 PC⾃作歴は数台ほど。定格・王道派。主にゲームプレイとゲームの⾃主制作など、クリエイティブ⽤途に使⽤しています。
大学の卒業制作に追われていたということもあり、どちらかというと制作のためにLegionのPCを使⽤することが多かったので、クリエイティブ⽤途での使⽤感をメインにお届けします。
ゲーミングデスクトップ「Legion T550」の実⼒
ゲーミングPCとは万能PCである!
ゲーミングPCのレンタルサービスといっても、そのPCを何に使うかはレンタルした⼈の⾃由。PCでゲームを快適に⾏うためには、CPU・メモリ・グラフィックボード等々に由来する、あらゆる能⼒が、ある程度⾼スペックであることが求められます。⾔い換えれば、特に⽋点のないツブシの効く性能であるということです。ゲームプレイはもちろん、あなたが絵を描くならイラストを描くのに使ったり、あるいは
YouTuberなら動画編集に使ったり、はたまた映像系の学⽣ならゲームの⾃主制作に使ったり……。
これら全部、1台のゲーミングPCのLegionでできるってわけですね。
PC性能・外観
スグゲーにはいくつかのレンタルプランがありますが、今回モニターしたのはゲーミングデスクトップ「スタンダードパッケージプラン」。Lenovo Legion T550という機種をレンタルしました。製品仕様は、このような感じ
仕様ページリンク。
ひとつ注意したいのが、Legionの販売ページ上でT550と調べると、⾊々な構成のモデルが出てきてしまうこと。「今回レンタルできるのは、どのモデルなんだ︖」と混乱してしまうことと思います。販売ページではなく、スグゲーのプランページ【リンク添付 https://legion-sugu-game.com/item/DT2S04.html#item 】を参照すると詳細な仕様まで⼀発でわかりますので、そちらをご覧ください!
性能レビューとしては、ざっと性能をさらいつつ、ゲーム制作に使⽤した感想をば。
CPU
Ryzen7 5800。ただでさえワットパフォーマンス の良い5800Xの消費電⼒をさらに抑えたモデルのようです。電気代が抑えられるのは嬉しいポイントですね。今回の使⽤範囲では、CPU性能の不⾜を感じることはありませんでした。PBO有効にすると5800X相当にパワーアップするという話もあるので、動画編集などする⽅は(サポートに相談の上)試してみても良いのではないでしょうか。
GPU
RTX 3060Ti。フルHDゲーミングでは144hz、WQHDでも100Hzほどは出る性能。 4Kゲーミングには⼒不⾜ですが、およそ殆どの⽤途に⼗分な処理能⼒でしょう。⾃前のデスクトップがGTX 1060(6GB)だったので、⼀番性能の差を感じた部分です。Maya の⽣データを開いたり、Unityでオブジェクトを無数にスポーンさせたりする作業がスピーディーでした。⼤変満⾜です。
RAM
16GB。こちらはゲーミングに必要⼗分な量といったところ。クリエイティブ⽤途の場合、32GB以上ほしい場⾯もちょいちょいあります。イラスト⽤途としても、レイヤーを何⼗〜何百枚と重ねて描くスタイルの⽅は、より上位のスグゲー「プレミアムパッケージプラン」を検討しても良いでしょう。
ROM
システムドライブにNVMe接続のSSD、ボリュームドライブにSATA接続のHDDと分けた形。ゲーム画⾯の録画や動画編集といった作業はSSD上で⾏い、適宜HDDに移していくという使い⽅を想定しているのかと思います。今回は512GBのSSDの範囲内で使⽤していたので特に問題はありませんでした。ただ正直、SATA接続でいいからSSDにすべきなんじゃないかなあとは思います。
PC性能まとめ
- CPU性能・グラフィック性能は⽂句なし
- お絵かきやがっつりマルチタスクなど、RAMを多く使⽤するような作業をする⼈は 「プレミアムパッケージプラン」以上のプランを検討してもいいかも
- ⻑時間の録画や映画制作など、ROM容量をたくさん⾷うような作業をする⼈は「フラッグシップパッケージプラン」を検討してもいいかも
ゲーミングPCはたしかに万能PCではあるのですが、「スタンダードパッケージプラン」は価格を抑えつつ 特にゲーミングに注⽬したモデルプラン。快適にゲームプレイをできる必要⼗分な性能にチューンナップしているという印象を受けました。もちろん、並⼤抵のクリエイティブ⽤途についても余りある性能ですから、普段のゲームプレイを軸に、ゲーム実況や動画制作もやってみたいという⼈にはもってこいなのではないでしょうか。 個⼈的には「プレミアムパッケージプラン」でROMの上位カスタムがされていると良いのではないかと感じています。
デスクトップPC本体だけでなく、周辺機器もあわせてレンタルできるのが「スグゲー」の良いところ。
G25-10 ゲーミングモニター
フルHD、144Hz、応答時間1msのゲーミングモニター。僕はMMORPGプレイヤーなので60Hzモニターしか持っていませんでしたので、初の⾼リフレッシュレートモニターでした。『APEX』などやってみたところ、⽬でヌルヌルしているのがわかる……わけではないけど、なんとなくエイムしやすい、終わってみると戦績が良いなどの変化はありました。「本当に良いのかな︖」と思っているガジェットをお試しできるのも、「スグゲー」の良いところですね。
H500 PRO 7.1 サラウンドゲーミングヘッドセット
普段は標準プラグのモニターヘッドホンを使⽤していますが、PS5のコントローラーなどに挿す際は3.5mmジャックのこちらがとても便利。密閉型特有の詰まり感がなく、聞きやすい⾳声でした。
M500 RGBゲーミングマウス
今回のレンタル品で⼀番、意外な良さを感じたのがこちら。普段はボタン多めのマウスを使⽤していますが、こちらはFPS向けの所謂Senseiタイプの マウスです。とても軽い! 中ボタンが押しやすい! ゲームジャンルによって、マウスを変えることも考えるレベルで感動しました。これも、わざわざ買うのはちょっと尻込みするかもだけど、「スグゲー」で気軽にお試しできたからこその発⾒でした。
「スグゲー」はお得なの?
AdobeもMS officeもサブスクの現在。買い切りではなく、ユーザーに毎⽉お⾦を落とさせることがひとつのビジネスモデルになりつつあります。そんな状況もあり「PCのサブスクって⾼そう…普通にBTOパソコンを買ったほうが安そう」と思う⽅も多いのではないでしょうか。
ということで、はたして「スグゲー」はお得なのか、料⾦を⾒ていきましょう。
「スグゲー」でサブスクした場合 「スタンダードパッケージプラン」での料⾦です。
貸出期間 | 1ヶ月 | 1年 | 2年 |
---|---|---|---|
1年間貸出プラン | ¥13,100 | ¥157,200 | - |
2年間貸出プラン | ¥8,500 | - | ¥204,000 |
「スグゲー」相当の機材を購⼊した場合
先に結果を載せておきます。
初期費用 | 1ヶ月 | 1年 | 2年 |
---|---|---|---|
¥253,728 | ¥254,828 | ¥265,828 | ¥277,928 |
PC本体は現在(2022/4/19調べ)、Legionの販売ページに全く同じ構成のLegion T550はありませんので、だいたい同じスペックのPC価格を参照し、差分スペック分を⾜し引きしてみて、⼤体20万円ジャストくらいの価格と計算できました。
周辺機器の価格はこちら(※Mitarai調べ)
モニター | ¥27,776 |
---|---|
キーボード | ¥9,480 |
ヘッドセット | ¥10,692 |
マウス | ¥5,780 |
合計 | ¥53,728 |
Xbox Game Pass Ultimate
そして忘れるなかれ、「スグゲー」にはXbox Game Passも付いてきます。
1ヶ月 | 1年 | 2年 |
---|---|---|
¥1,100 | ¥12,100 | ¥24,200 |
3年使って初めて⾃前購⼊のほうがお得になる計算
以下の表は1年〜4年間それぞれのプランで利⽤したときの価格推移です。
プラン | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 |
---|---|---|---|---|
1年間貸出 | ¥157,200 | ¥314,400 | ¥471,660 | ¥628,860 |
2年間貸出 | - | ¥204,000 | - | ¥408,000 |
自前購入 | ¥262,828 | ¥277,928 | ¥290,028 | ¥302,108 |
実際には「スグゲー」だと、1年・2年の契約終了時に、残価額を払って購入するか、新規プランを契約するといった選択になるので、あくまでもみなし的な⽐較にはなります。ただ……
- 常に最新スペックのPCを使っていたいという⼈は、1年間貸出プラン
- ある程度コンテンツクオリティのトレンドを気にする⼈は、2年間貸出プラン
- しばらくは今の画質でのゲームで良いという⼈、PC乗り換えが⾯倒という⼈は、⾃前購⼊
がベストな選択肢となるでしょう。個⼈的には、ゲーミング⽤途にしろ、クリエイティブ⽤途にしろ、PCの買い替えはおおよそ2年〜4年ごとだと考えています。
結局お得なん? ズバリ、PCを乗り換える年数をきちんと考えれば「スグゲー」は⼗分お得だと⾔えると思 います。特に2年間貸出プランは乗り換え年数とコストのバランスがとれており、例えXbox Game Passやゲーミングサポートを利⽤しない⼈にとっても⾮常に魅⼒的です。
まとめ
⼀台⼗役を地で⾏く夢のマシン、ゲーミングPC。それを⽉々定額でレンタルできる「スグゲー」のサービスは結構需要があるんじゃないでしょうか。
- いきなり数⼗万円のPCなんて買えないけど、今すぐ友達とAPEXはしたい!毎⽉バイトしてちょびちょび⽀払おう!な学⽣さん
- イラストやDTMを始めたいけど、リボ払いは嫌!というクリエイターの卵さん
- PCゲーミングに興味があるけど、ゲーミング○○って多すぎて、何揃えて良いのかわからん!なビギナーさん
- PCは2年おきくらいに変えたいという新しい物好きさん
- 毎年最新のPCを使うことに喜びを覚える方
などはぜひ、検討してみてください。